今の何が良いのかサッパリ分からない!
ご高齢の人と話すと「今の人はいいよね」というワードが出てくることが多い。
「女性も働きやすくなった」「残業が減って仕事とプライベートの両立ができる」「在宅ワークで出勤の苦痛が減った」「給料が上がっている」等の理由で言っている人が多く、働く身としては納得のいかない話である。
働きたくないけど、働かないと生活できないから働いてるだけですけど?
残業して稼ぎたくても残業できないんですよ~!
在宅ワークができる会社は少ないですよ~!
給料上がってませんけど?物価の上昇から考えたら下がってるんですよ~!
という不満を投げつけたくなります。
すでに現役を退いた御高齢の方たちがニュース情報だけで考えたらそう思うのも無理がないのかもしれませんが、現役世代からしたら「そうですよね~」なんて思えるわけがない!
もちろん、御高齢の方たちが現役だった時代も大変だったとは思います。
でもね、今は生きることそのものが大変な時代で、誰もが貧困になる可能性があり、もし貧困になってしまったら挽回の手段すらないんですよ。
自分たちが高齢者になった時の生活が見えない、そこに希望が持てない、何のために生きてるのかすら分からない、ゴールの見えない命綱なしの綱渡りをしているような人が多いんです。
そんな若者の現状を御高齢の方たちに伝えたい。
働きたくて働いてる女性なんて少ない!
「今の女性は自由に働けていいよね」とセットで言われることが多いのが「結婚しなくても生きていけるし」という言葉。
「いやいや、働かなくてもいいなら働きたくなんか無いですよ!」と言う女性が実は多い。
ぽさのふぁん自身もこの考えです。
女性って群れを好み、群れを作ったら仲間外れを作りたくなるものなんです。
だから女性が複数人いる職場では必ず人間関係のトラブルがある。
その被害を受けないよう仕事以外の労力も必要になります。
その労が足りなかったり運が悪い人は、仕事の足を引っ張られる、評価を下げられる。
これは男性にもあるとは思いますが、女性の場合はとにかく陰湿!
ぽさのふぁんは納品するために作っていたデータをすべて削除されたことがあります。
表向きは円滑にという配慮が考えられず徹底的に排除に動く、そういう女性が多いので女社会はとにかく大変なんです。
だから、働かなくていいなら働きたくない、できるなら専業主婦になりたいという女性が実は多いんです。
あれ?今の若い人は結婚願望が低いんじゃないの?
と思う人もいるでしょうが、ぜんぜん低くはありません。
出産願望も低くはありません。
高い願望を持ちながらハードルが高くなっているだけで、今も昔も「好きな人と生き、好きな人の子供を産みたい」という思いは遺伝子レベルで女性にしっかり備わっているものだと感じます。
では、なぜハードルが高くなっているかというと、男女平等の間違った認識だと考えます。
何かとお騒がせ発言の多い某国の大統領が言った言葉に、「わが国には男と女という性別しかない」というのがありましたね。
あの国が本当に男女平等であるならば、性別なんていう言葉は使わないでしょう。
スポーツの世界で元男性が女性として出場すれば身体能力的に最初から差があるという考えは、男女は生まれながらに平等ではないという考えになりますよね。
ぽさのふぁんは外国人の友達から「男は男、女は女なんだから、女が男になろうとする必要はないよ。」と言われたことがあります。
実際、肉体的な男女の差は体格や筋肉量以上にホルモンの影響が大きく、女性に毎月ある生理期間の不調は男性には経験しようのないもの。
眠さ、怠さ、腹痛を抱えて男性と同じ時間働く時点で平等じゃない。
更年期とセットで生理のある期間も長く、女性の体は男性よりも不利な条件が多い。
だから、女性の多くは男性と平等な働き方なんて望んでないんですよ。
ところが、どうしてこうなったのかというくらい男女平等は広範囲に広がり、デート代割り勘、結婚しても共働き、子供ができても共働き、結婚も出産も女性の労を男性以上に増やす結果になってしまいました。
それでも「好きな男性となら苦労をしても頑張れるから結婚したい」という女性が多いことに変わりはありません。
対して男性には好条件が揃っていってるにも関わらず、結婚願望が減少傾向にあります。
その結果、結婚したいのにできないから働き続けるしかない女性が増えていると思われます。
本当は残業代で稼ぎたい!
昔は残業三昧の会社が多かったけど働き方改革とやらで残業時間に制限がつき、今や基本的に残業NGの会社が増えています。
ぽさのふぁんが働く会社も基本は残業NG!
それはそれで仕事後の予定が立てやすく有難い面もあるけど、物価が上がるのに給料が上がらない状態の今は残業代で稼ぎたいというのが正直なところ。
時間はあってもお金がないから滅多に遊べないんですよ。
結果、仕事とプライベートの両立にはなってない!
テレビで「各社の賃上げが順調に進んでます」とか「今年の賞与平均は昨年を上回り」なんて言葉をニュースで耳にするたびに思う。
全然上がってませんけど~???
むしろ昔より減ってるんですよ!!
もちろん、ニュースが報じていることは嘘ではありません。
そういう企業があるのは事実ですが、全ての人が対象ではなかったり条件付きだったり、少しばかり給料が上がったところで物価の上昇に追いつかないレベルの人が大半です。
だから仕方なくダブルワークをする人が増えている。
容姿端麗な若い女子なら残業をするよりキャバ嬢、若い男性ならホストでバイトした方が稼げるという人もいるでしょうが、そういう人以外はダブルワークできる先を探すのも大変なので実は残業ができた方が有難いんです。
ぽさのふぁんもダブルワークがしたくて探したことがあるんですが、企業や病院の夜間受付や老人ホームの夜勤介護、ホテルの深夜フロントなど少ない日数でガッツリ稼げるものはダブルワークのできる時間設定になっていません。
17時から勤務可能な人とか、週3日以上~とか、翌朝10時まで勤務可能な人とか、ダブルワーク可能と書いてあっても一般の会社員には無理な条件ばかり。
そうなると遅くまでやっている居酒屋などの飲食店かスーパーしか選択肢がない。
それでも働ければ有難いという人や、やってみたら楽しいと思う人も多いでしょうが、ぽさのふぁんにはちょっとキツイかな~ということで諦めました。
本来ならね、ぽさのふぁんみたいなタイプには働いてる会社で残業できるのがベストなんですよ。
移動の時間が必要ないし、いつも通りの業務をできるし、それで給料が上がるなら嬉しい限り!
残業制限がかかるまでは終電まで帰れないこともザラで、大変ではあったけど給料面での満足感が大きかったから不満は無かった。
それが年々残業時間に制限がかかり、基本的に残業禁止になった今は給料が減ったので不満の嵐。
昨年、契約更新時に家賃が3万近く上がり、食費は3年前より月に2万は増えている。
飼い猫の消耗品費も月に1万円以上上がり、お気に入りだった飲食店は料金が2倍になった店が多く、行けなくなったお店も多い。
ぽさのふぁんの給料はこの3年間上がっていないのに、月にすると出費は確実に6万円は増えていて毎月の給料はそっくり消えていく状態です。
心の底から思う!
残業したいです!!
残業させてください!!!
残業が嫌だと思うほど残業できた世代の方たちが羨ましいです!
在宅ワークが可能な会社は減っています!
コロナ渦には多くの会社が在宅ワークを導入しましたが、緊急事態宣言解除とともに出社に戻した会社が多く、今でも在宅ワークが可能な会社は少なくなっています。
在宅が可能とは言っても週何日までと制限があることが多く、通勤ストレスの復活で苦しんでいる人が多いんです。
そもそも在宅勤務以前に昔と今では仕事そのものが難しくなっているという認識の欠如に、ぽさのふぁんは母と仕事の話をする度にイライラさせられています。
ITの進化により仕事の効率という面では確かに上がっていますが、新たな便利なソフトが増えていく中でより多くのソフトに対応できるようスキルを上げなければならない等の努力も必須になっています。
なのに、ぽさのふぁんの母ときたら「今の人はPCで仕事がラクになってるからいいわよね~」とのたまう。
ラクになってるんじゃなくて、より難しくなってるだけだっつーの!
いくら説明しても今の時代に仕事をしていない母には理解できるはずもなく、「そうかしら~」という返答で私を更にイライラさせていましたが、しつこく1年以上言い続けた結果、最近では「若い人も大変よね~」という言葉に変わりました。
給料上がってないからね~!
すでに「本当は残業代で稼ぎたい!」のところで書いてしまいましたが、ぽさのふぁんは給料上がってません。
上がったという人も周りにはいますが、物価の上昇に合っていないという意見で統一しています。
結局のところ、物価の上昇に見合った給料アップを実感しているのは、アップしようがしまいが生活に変化のない元々が高収入なエリートだけなのではないでしょうか?
こうやって貧富の差がどんどん開いていくのでしょう・・・
ぽさのふぁんが思うこと
一生懸命働いてきたのに年金が少なく、働かないと生活できないという御高齢の方たちのニュースを見ると心が痛みます。
そして自分の未来が不安になります。
私は何歳まで働き続けるのだろうと・・・
たぶん、年金受給開始年齢はどんどん上がっていき、私たち世代は受給開始前に亡くなる人も増えるのではないでしょうか。
バブル期も経験せずに不況の時代しか生きていない私たちは、よほど恵まれた家庭に育ちエリートコースに乗った人以外は働きアリのように働き続けて終わる人生しか見えません。
御高齢の方たちには「今の人たちはいいよね!」と見えるかもしれませんが、若者からすると「今の御高齢の人たちはいいよね!」という意見になります。
どちらが正しいとか、どちらが良い悪いではなく、御高齢の方たちが今の時代に不満を感じるのならば、今の若者も同じように不満を感じていて、世代に関係なく生きにくい世の中だということを分かって欲しいです。