シングルマザーはとにかく過酷!
子供が生まれても働く女性の多い今の時代、女性にも収入があるので離婚のハードルは下がっていますよね。
一度は好きになり結婚した相手、その相手との間に子供がいる状態で離婚を考えるにはそれなりの理由があることと思います。
でもね、シングルマザーってとにかく大変!
子供の良いママでいるためには、自分の人生の多くを犠牲にしなければなりません。
どんなに子供のために努力をしても報われないこともある!
本当に本当に過酷なんです!
3度の離婚を経験し、長いシングルマザーを経験したぽさのふぁんは、何度も生きることを諦めたくなったほど。
「子供たちが成人して巣立ったら、人生を終わりにしよう」と思って、その日を待ちわびて生きていた時代があります。
それくらい孤独で苦しいシングルマザー生活でした。
いま離婚を考えている人が、離婚してシングルマザーになるべきか、シングルマザーになってやっていけるのか、シングルマザーに育てられた子供は幸せになれるのか、冷静に考える切っ掛けになれば嬉しいです。
シングルマザーが働きながら子育てをする過酷さ
実家が裕福で子育てやお金の援助をしてもらえる状況だったり、高額な財産分与や養育費で金銭的に悩まずに済む状況ならばいいですが、大抵の場合、子育てにお金の問題は付きものです。
シングルマザーだからと子供に我慢ばかりさせるわけにはいきませんし、成長するごとに増えていく教育費、お小遣いなど、子供が小さい頃には想像できないほどの費用が必要になります。
だから働き続けなければなりません。
しかし、小さな子供は体調が不安定。
保育園や小学校では感染症をもらってしまうこともしばしば。
急に学級閉鎖になり、預ける先が無くて仕事を休むはめになったりと収入に影響する悩みを抱えることになります。
残業で収入を増やしたくても子供の夕ご飯を作るからできない、ダブルワークしたくても時間的に難しい、フルリモートで働ければ解決できる問題も、フルリモートができる会社は少ないという現実があります。
また、小学校では急に用意しなければならないものが発生することもあります。
遅くまでやっている近所のコンビニやスーパーで買えるものならいいですが、遠くまで買いに行ったり、何店舗も探し回ってやっと見つかるようなものもあります。
実家が近く子育てに協力してもらえる環境でないと、子育てをしながら独りで働いて稼ぎ続けるということは簡単なことではありません。
平日は仕事をしながら子育てと家事、休日は子供を遊びに連れ出したりと、体力的にもかなりキツイ!
あんな旦那さんでも、いてくれた方が良かったと後悔することもあるでしょう。
休日くらい時計を気にせずに寝たい!
これ以上眠れませんってくらい寝たい!
とにかく寝たい!寝たい!
睡眠欲との戦いの日々でした。
子育ては子供が大きくなるごとに大変になる!
「子育ては大きくなるごとにラクになる」という言う人もいますが、「子育ては大きくなるごとに大変になる」が正解だと思います。
小学校半ばまでは親の躾や教育が子に浸透しますが、小学校高学年、中学、高校と成長するごとに付き合う友達や学校のカラーに影響されるようになります。
家庭教育がリセットされてしまうこともあるでしょう。
親の言うことを聞かない、いつもギスギスした態度になる、親に批判的になるなど、親としては家が針の筵になるような時期もあります。
そんな時にもシングルマザーは独りで対処し、嫌でも家に帰って独りで家事をし、家庭のストレスを1人で抱えながら働き続けなければなりません。
ぽさのふぁんは子供が高校生の時に家出をされ、夜通し探し回ったり一睡もできないほど悩まされたりしていました。
それでも働かなければならず、睡眠不足と疲れで仕事をミスって怒られる、そんなことの繰り返しで心底疲れ切っていました。
だから、ぽさのふぁんを支えてくれる男性が欲しいといつも思っていました。
子供まで愛してくれる人は滅多にいないよ
心の支えになってくれる男性が欲しいと思っても、これがなかなか難しく・・・
子供が小さい頃って会う時間を作るのが難しいんですよ。
実家が近くて親に預かってもらえる環境ならいいですが、預けられる先が無い場合には彼に家に来てもらうかベビーシッターに頼むか、子供が寝た後に出かけるしかない。
とはいえ、彼に家に来てもらうのは効率的だけど、いつまで続くか分からない男性を子供のいる家に呼んだり子供に合わせるのは教育上良くない影響が考えられる。
子供と仲良くなったころに別れれば子供を悲しませることになるし、子供が女の子の場合にはイタズラをされる可能性も考えなくてはなりません。
だからといって、ベビーシッターを使うのは高額なのでハードルが高い。
子供が寝た後に出かけるのは多々の危険がある。
ぽさのふぁんも子供が小さい頃にヒヤッとしたことがあります。
子供が寝た深夜に男性と会うために出掛けたものの嫌な予感がしてすぐに帰ると、子供が泣きながら靴下を履いている最中でした。
目が覚めたら私がいないので探しに出ようとしていたようです。
もしもあの時、私がすぐに帰らなかったらどうなっていたのかと思うと怖くて仕方ありません。
夜中に独りで外に出て事故にあってしまったかもしれないし、連れ去られていたかもしれない。
目覚めて一人ぼっちで怖くて不安だっただろう子供の気持ちを考えると、思い出すだけで涙が出ます。
それ以降、出掛ける時はベビーシッターさんにお願いしていましたが、本当に高額でした。
これだけのお金を払ってまで会う価値のある相手なのか、行くべき場所なのかを考えるようになり人付き合いが減った時期がありました。
それでも、たびたび独りの孤独を感じ、支えてくれる人が欲しくなる。
そんな私に友達が言ったのが「あなただけを愛してくれる人はいても、子供まで愛してくれる人は滅多にいないよ」という言葉でした。
子供のためにも「新しいパパ」をという思いもあったのですが、これには本当に納得し、悲しくなったのを覚えています。
でも、よく考えればこれからお金のかかる子供を自分の子として受け入れてくれる男性は稀ですよね。
再婚後の苦労
結局、ぽさのふぁんが再婚できたのは子供が高校3年生のとき。
学費の終わりが見えた頃でした。
幸いにも子供と新しい夫はすぐに仲良くなりましたが、ここからがまた大変でした。
夫と子供が仲良く生活できるよう、間に入って上手く立ち回りコントロールしなければならない。
夫が子供に不満を持たぬよう、子供が夫に不満を持たぬよう、常に先回りして双方に気を配っていました。
そして、子供が女の子だったので絶対に間違いが起こらぬよう、夫と娘が二人きりの時間を作らないようにする、これが一番苦労する点でした。
子供が中学生あたりからは独りで留守番もできるようになっていたので、たまに同僚と飲んで帰ったり友達と飲みに行ったりしていたのですが、それが出来なくなりました。
夫同伴で会える友達としか会わなくなり、買い物は夫か子供が出掛けているタイミングに行く。
でも、友達からしたら夫が邪魔なわけですよ。
女同士の気楽な話ができないから。
だから、友達とも疎遠になっていく・・・
夫を信用していないわけではないけど、横領と一緒で間違いを絶対に起こさない環境を作っておくことが大事なので、再婚で遊びに出られなくなるのは誤算でした。
夫がゴミ捨て1つしない家事ゼロ男だったことも誤算でしたが、もしかしたら「子供を受け入れたんだから」という気持ちで家事を手伝わなかったのかもしれません。
全ての家事を1人でしながら子供と夫に気を使い、フルタイムで働き、友達とストレス解消することもできない。
結果、極限の疲れとストレスでパニック障害になりました。
そして、再婚から5年で離婚・・・
結論
シングルマザーはとにかく大変。
恋愛や再婚は簡単ではありません。
そして、子供が女の子の場合はかなり気を遣うことになります。
物価高騰で先の不安ばかりの今の時代、1人よりは2人の方が家計を支えるのに安心感があります。
暴力など、どうしても離婚をしなければならない状態ならば仕方ないですが、できる限りシングルマザーになるのは避ける、先延ばしする方が賢明だと思います。
本当にシングルマザーって大変なんです!
ぽさのふぁんは声を大に言いたいです!!