子供を生む人生と生まない人生。どっちが幸せ?子供を2人育てた私が忖度なしで素直な気持ちを書きます。

子は夫婦の剥離剤

子は「かすがい」と言いますが、多くの家庭では「剥離剤」ではないでしょうか。

子供のために夫婦が同じ方向を見ていければ上手くやっていけますが、そこには互いの我慢が必要になります。

どちらかの我慢が限界に達したとき夫婦としては崩壊。

子が本当に「かすがい」ならば、子供のいる夫婦の離婚は有り得ないですよね。

ではナゼ「剥離剤」かというと、一番大きいのは男女の体の違い。

多くの女性は子供を生むと夫との夜の営みが面倒になっちゃうんですよ。

これにはホルモンや子育ての疲れが影響していますが、子供を生んでいない男性には理解できないことなんだと思います。

男性は妊娠、出産をしていないので子供が生まれてもホルモンに影響はないですからね。

むしろ、妊娠中はセーブしていたので出産後の夜の営みの再開を楽しみしている旦那さんもいます。

女性もその辺は理解しているので応じてあげたい気持ちはあっても、母乳を作るために体内はフル稼働!

想像以上の夜泣きと慣れない子育て、眠れない日々にグッタリ。

夜の営みをする時間があるなら寝たい!となってしまいます。

そんな状況に気付かない旦那さんに誘われると、嫌悪感を抱いたり旦那さんがうざく感じてしまうこともあるでしょう。

そして断ると、メンタルが弱い旦那さんは二度と誘えなくなるそうです。

そうやってレスになる夫婦がホントに多い。

女性にしてみれば喜ばしいレスも男性からしてみれば忍耐の日々。

この期間に浮気や風俗にハマってしまう男性も多く、女性の気付かないうちに夫婦の溝が生まれているのです。

これは場合によっては妊娠中から始まっていることもあり、この時に旦那さんが気の合う浮気相手に出会ってしまうと、数年後に離婚を申し出られたり、浮気が発覚したりと致命的な状況を招くことになります。

それでも子が「かすがい」となり夫婦を繋ぎとめることもありますが、その後も旦那さんの育児参入度や子育ての価値観の違い、金銭問題等でたびたび子が「剥離剤」となるのです。

子供を生むリスク

子供が欲しいと思っている時には忘れがちですが、子供を生むということには様々なリスクがあります。

妊娠高血圧など母体の命の危険を伴う病気もあれば、子が障害を持って生まれてくる、出産時に障害を負ってしまうこともある。

多くの女性は、妊娠してからこれらが急に不安になります。

ダウン症などの染色体異常は妊娠16週以降に羊水検査で調べられますが、堕胎可能期間は妊娠22週まで。

万が一、異常が発覚した場合には1か月ほどの短期間で生むか生まないかを判断しなければなりません。

仮に、周りに反対されても女性の多くは生みたいと思うでしょう。

しかし、障害を持った子を育てることは想像以上に大変なこと。

ぽさのふぁんの友達にも障害を持った子の親がいますが、大変な子育てで10年以上の家庭内別居の末に離婚しました。

また、健康に生まれてきても病気や事故で長く生きられなかったり障害を負ってしまうこともあります。

愛情をもって育てた子を失うことへの恐怖は、子が何歳になっても消えるものではありません。

子を生んだ瞬間から、子を一生心配して生きることになり、これもかなり精神的にキツイ。

そして、どんなに大事に育てても、学校など外の環境との不適合で精神を害したり、場合によっては犯罪者になってしまうこともある。

そうなったら親は地獄。

ある日突然、子の責任を親が共に償う人生に転じる可能性もあるのです。

稀なネガティブなことばかりを書いているように思う人もいるでしょうが、これは全て誰にでも起こり得る可能性があるのです。

親になるということは、多くのリスクと責任と不安を抱えて生き続けるということ。

もちろん子が可愛いと思える時はたくさんあるし、子のおかげで成長する自分を感じる時もあります。

でも、それと同じだけ子を生んだことを後悔する時間もある。

子育てに費やした時間とお金が無駄だったのではと感じさせられることもある。

多くの親同様に、生んだ者の責任として不自由のない人生を歩ませてあげるために全力で育て上げたぽさのふぁんですが、もし子を生まなかったらどんな人生だったんだろうと考えてしまうことがあります。

子供がいれば幸せとは限らない

子供のいない女性の多くは、子供のいる人生の方が幸せだと思っているようですが、必ずしもそうとは限りません。

子供が欲しくてできない人には申し訳ないけど、子供がいないからできることというのがあります。

趣味に仕事に、時間とお金を自分のために存分に使って自由な人生を生きることができるし、子育て費用がかからない分、夫婦で余裕ある生活を楽しむこともできる。

子育ての終わったぽさのふぁんは、それがどれほど幸せなことかと自由な時間の増えた今だからこそ思います。

子供を生んだら子育てのリタイアはできません。

「私は子供がいないから誰にも看取ってもらえない」という言葉をたまに耳にしますが、子供がいても不仲で看取ってもらえない人もいます。

大抵の場合、子育てにお金を使い果たし、出涸らし状態で老後も働き続ける。

老人ホームに入るお金が無く、子供に介護の迷惑をかけ最期の時を待ち望まれてしまう人もいます。

それが今の日本。

子供のいない人生は看取ってくれる人のいない寂しさはあっても、子育てに使わない分のお金を投資に使って増やし、豊かな老後を迎えることもできるでしょう。

こればかりは人の価値観ですのでどちらが正しいとは言い切れませんが、子供がいれば幸せとは限らない。

子供がいないからこその幸せというのもあります。

そして、この世に生まれる子供が幸せと思える人生を歩ませられるのか、それも考えなければなりません。

少子高齢化で子供を増やしたいのが政府の意向ですが、政府が子育てをしてくれるわけでも子育て費用を全額負担してくれるわけでもありません。

上がり続ける物価、上がらない給料、私たちが生きにくさを感じ先の見えない、希望の見えない世に子を生むということは、その子が歩む未来はもっと大変な世になっているかもしれません。

今も未来にも不安のない財に恵まれた家庭でなければ、自分の子供に幸せな人生を歩ませてあげることは難しい時代です。

働きアリのように税金に苦しめられ、年老いても働き続け、働くだけの人生になるような子を生むことは、子にとっても親にとっても幸せと言えるのでしょうか?

社会の一般的な幸福論に惑わされることなく、自分の幸せと思える人生を歩むべきだと思います。

子供を生まなければ幸せになれないのか、子供を生まなくても幸せに生きられるのか、よく考えて後悔のない人生を選択してほしいと思います。

子供を生むことが女性の幸せとは限らない

子供のいない夫婦のほうが仲が良い

子育てに費やす時間が女性を不幸にする

子は成人しても子供。一生を親として生きる過酷さ。

もしも子供が犯罪者になったら

もしも子供が障害を持って生まれてきたら

子供で人生が壊れる可能性もある

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